子宮頸がん検診で引っかかってからの日々

50代主婦のキッコと申します。2018年3月に受けた子宮頸がん検診でまさかのクラスV。その日からのいろんなことを綴りたいと思います。

わたしの婦人科人生 その4 ~子宮筋腫のおかげ~

前回の続きです。
わたしの婦人科人生 その3 ~卵巣嚢腫、手術へ。そして今度は子宮筋腫~ - 子宮頸がん検診で引っかかってからの日々


卵巣出血で入院、次は卵巣嚢腫で手術。

そんな私にとって、子宮筋腫があると言われたときのショックは相当なものでした。

その理由として・・

いつか筋腫が大きくなってまた手術しなければならなくなるんじゃないか。

という恐怖でした。


筋腫が小さかったり、多少の大きさがあっても症状がなければ手術の対象にはならない。

という話を先生に聞いても

いつか大きくなるんじゃないか。
とビクビクしていました。

そして半年に一度の検診がはじまりました。

きっちり欠かすことなく行きました。

大きくなっていませんように・・と祈りながら。

そうやって何度か検診を重ねるごとに
毎回大きさはほぼ変わらず、という状態が続き、
だんだん、子宮筋腫で手術することはないだろうと思えてきました。

だけど半年に1度の検診は欠かさなかったです。
そして1年に1度、子宮頸がんの検診も受けていました。

子宮頸がん検診に関しては、私の中で「一応」でした。
先生に勧められるままに。

それが・・・

筋腫がみつかってから7年経った頃だったと思います。

子宮頸がん検診で、突然「クラス3a」が出ました。

え?何それ?
異常な細胞が出たってこと?

このときの思いは、筋腫がみつかったときのショックとは違った恐怖感がありました。

それからというもの、子宮頸がんについて調べまくりました。

そしてネットで得た情報は、
クラス3aはほとんどが自然に正常な状態に戻る。

ということでした。

そして私自身も絶対そうなる。
「3aより更に悪いほうに進むことはない」と思っていました。
そこに根拠はなかったですが。

だけど気持ちとしてはドキドキで、
普通は3か月後くらいの再検査でいいのかもしれなかったけど、
先生も心配して下さって、1ヶ月後に再検査しました。

そして結果はクラス2。

あのときの安堵感は忘れられません。

今思っても遅いけど・・
HPVの検査をして陽性だったとき、
何型に感染しているか聞いておけばよかった・・・と思います。

それからは、半年に一度の検診は
子宮筋腫と子宮頸がんの検査をどちらともすることになりましたが、
その頃になると、私は子宮頸がんの結果のほうをいつも恐れていました。

そして3年くらいは半年に一度の検診でしたが、
毎回クラス1~クラス2で異常なしだったのと、
筋腫も大きくなるどころか少し小さくなってきたので
それからは年に1度の検診になりました。

年に1度の検診は欠かしませんでしたが、
私の中で少し、気持ちが緩み始めていたのも事実だったと思います。

検診に行くのが面倒だなと思うようになったんです。

危機感がなくなってきたんですね。

そしてあるとき・・・
はじめて2年4か月という時期を検診に行かず過ごしたわけです。

そして今回、平成30年3月28日に受けた検診で
クラス5と言われたときの気持ちはどう表現しようもありません。

これだけ検診にずっと通ってきて
たった2年4か月さぼっただけじゃない!
なのになんで・・・

という思いもありましたが、
やはり一番はただただ『後悔』のひと言につきました。

細胞診でクラス5が出たけど、
結果は上皮内癌で済んで不幸中の幸いだったのですが・・。

・・・・・・・・・・・・・

今になって思うんです。

たらればの話になってしまいますが、

私、子宮筋腫が発覚していなかったら真面目に子宮頸がんの検診に行っていただろうか?と。

現に、卵巣嚢腫の手術後、しばらくはなんだかんだで通っていた婦人科ですが
特に調子が悪いことでもなければ、わざわざ子宮頸がんの検診には行ってなかったかもしれません。

今でこそ、子宮頸がんの原因となるものがヒトパピローマウイルスというものへの感染だということが明らかになって検診を受ける人も増えてきたようですが、それでも30%台だそうです。(日本では)

私もきっと検診を受けない側のほうに入っていたのではないかなと・・・。

クラス5と言われたときは、世の中の景色が今までと違って見えた気がしたけど
幸いにも上皮内癌だった・・・。

上皮内癌の段階で発見するにはまず検診しかないそうです。

なぜならこの段階では症状が全くないからです。
私もそうでした。

だから、子宮筋腫に感謝なんです。

子宮筋腫がみつかったからこそ、
定期的に婦人科にまた通うようになったのだから・・・。

最後はちょっと検診をさぼってしまったけど
それでもずっと頭の片隅にはありましたから・・・。

お腹を切る手術をするなんて思ってもみなかったけど

子宮筋腫のおかげでこれですんだ。

そう思えば感謝の気持ちになるんです。

・・・・・・・・・・・・・・

余談ですが・・

欲しかった2人目の子供には恵まれませんでしたが、
1人息子も去年の暮れに入籍し、今年の11月に挙式予定です。

今のこの状態から
11月の挙式の頃には手術したことも忘れるくらい元気になっていればなぁ・・・
なんて密かに願っている今日この頃です。


今回、自分の婦人科人生をはじめて綴ってみて
もうとっくに忘れていたことをいろいろ思い出すことが出来てよかったと思っています。

読んで頂きありがとうございました。



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