子宮頸がん検診で引っかかってからの日々

50代主婦のキッコと申します。2018年3月に受けた子宮頸がん検診でまさかのクラスV。その日からのいろんなことを綴りたいと思います。

わたしの婦人科人生 ~その2 卵巣嚢腫と診断されドクターショッピング?~

前回の続きです。

卵巣出血という、珍しい?婦人科の病気になって以来、
生理痛とは別に、たまに下腹部痛が起きるようになりました。

そしてあるとき、また強い下腹部痛のため
卵巣出血で入院していた総合病院の婦人科を受診しました。
22歳の頃だったと思います。

そこで下された診断は、卵巣嚢腫

右の卵巣に腫瘍があると・・・。
しかし、おそらく良性の腫瘍だから経過をみていきましょう。

ということでした。


え?・・・。腫瘍って・・・。

その頃の私は卵巣嚢腫なんて病気も知らず、
またまたしばらくは心配を抱えながら日々を過ごすことになりました。

私の度重なる婦人科の不調に母が心配し、
当時看護師をしていた叔母(母の妹)に相談してくれました。
どこか他の病院でも診てもらった方がいいのでは?という考えのようでした。

で、叔母が勧めてくれた先生は、婦人科腫瘍学で権威の先生でした。
大学病院だったと思います。

今でも覚えているのは、その先生は婦人科腫瘍学の権威ではあったのでしょうが、
私の印象としては、とても感じの悪い、怖い先生でした。

こっちの話を最後まで聞いてくれず、
話を遮るというか・・・。

若い私は必死だったんですね、話すのも。
権威の先生ということでかなり緊張もしていましたし。

一生懸命先生に伝わるように話すも遮られたりして心折れながらも、
何とか聞いてほしいことはすべて話し、そして内診とエコー。

で・・・。
その先生の診断は、

卵巣嚢腫は開けてみないと良性か悪性かわからない、
悪性の可能性も否定できない。

とボソッと一言で終わりでした。

えっ?悪性?!
悪性ってガンなの?
開けて・・・ってお腹切って手術しないとわからないってこと?

私は震える思いでした。


でも最初の先生は、おそらく良性だろうと仰った。
納得出来ない。
それにこの先生怖いからもういい・・。

権威だか何だか知らないけど、私はごめんだと思いました。


そして次は、母が私を大学病院で産んだ当時、
その病院で母がお世話になった先生が開業されているとのことで、
その個人病院へ行きました。

そしてみてもらったところ、
やはり卵巣嚢腫という診断は同じでしたが、

悪性も否定出来ない、と言われたことを話すと

見る限りその可能性は極めて低い

とのことでホッとしました。

そしてそれからはその病院(М産婦人科)で定期的に受診し、
経過観察しようと考えていました。

(数年後、私はこの病院で出産することになるのですが。)

そんな矢先友達から、

自分も婦人科に何軒か行ったけど冷たい先生も多い中、
とても親切で患者の話をよく聞いてくれる先生に出会い、
それからはその先生のところばかりだよ。

という話を聞きました。

その先生は、婦人科専門で看板をあげられていて
不妊治療も専門とされてるらしく、
いわゆるお産での受診ではなく、
婦人科の何かしらの疾患の人ばかりだと言うこともあり、
友達の勧めもあったし、一度行ってみようと思いました。

その先生こそ、私が長年のおつきあいとなることになった
S先生でした。

(S先生のことは過去記事に書きましたが、よかったら・・・。)
kiko3015.hatenadiary.com



S先生の最初の印象は、
とにかく親切でよく説明して下さり、
こちらのどんな質問にも見下すことなくきちんと答えてくれる方。
話し方もハキハキとしていて聞き取りやすい。←(これ、私の中でけっこう重要)

(ボソボソ話す先生もいらっしゃるんですよ、
何て言ってるのかわかんないっていうか、
でもなかなか、え?と聞き直せないんです、小心者だから^_^;)

そういう感じでした。

今書いたことは誰にでも出来そうで
私が今まで出会った医師に、そうそうS先生のような親切な医師はいません。

ご自身も過去に大病を患われたという噂を聞きました。
それで、病気の人の気持ちがわかるんだ・・と。
これは噂だから事実はわかりませんが。

それでS先生に今までの経緯をすべて話し、
内診とエコー。
S先生のクリニックは、その当時から膣からのエコーでした。

(その他の病院は、お腹にゼリーを塗ってゴロゴロするやつでした。)

腫瘍の大きさは、鶏卵位かややそれより小さ目。
ほぼ良性で間違いないと思うから、
定期的にみていきましょう。ということで
やっと私はSクリニックに落ち着くこととなりました。

結局、卵巣嚢腫と診断され
4人の医師に診てもらったことになります。

考えてみると、次から次に納得いくまで医師を探すパワーが
当時の私にはあったんだなぁ・・と今書きながら思います。

いや・・・パワーというか、
何人もの先生に良性と言ってほしかったのかもしれません、
1人の先生から悪性も否定できないと言われビビりまくっていましたから。

これは、セカンド、サードオピニオンではなく、
ドクターショッピングですね・笑
(この言葉の響きはあまり好きではないのですが。)

それから、数か月に一度か・・半年に一度か・・・
頻度は忘れましたが、Sクリニックに通い続けました。

それから間もなく私は結婚し、
その1年半後くらいに出産もしました。

妊娠してからはS先生ともお話し、出産までは
S先生のところに行く前に行ったМ産婦人科卵巣嚢腫の経過も見ながら
お世話になることにしました。

そして無事出産し産後の通院(検診?)も終わった頃、
卵巣嚢腫の経過観察はSクリニックへまた行くことになりました。

長くなったので今日はこれくらいにして
続きはまた書きます。


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