子宮頸がん検診で引っかかってからの日々

50代主婦のキッコと申します。2018年3月に受けた子宮頸がん検診でまさかのクラスV。その日からのいろんなことを綴りたいと思います。

退院1週間~2週間 (円錐切除の病理診断を聞きに行く。)

今日の記事は長いです。<(_ _)>

 

退院1週間を過ぎたあたりから、少し出血が増えてきた感じでした。

トイレに行くたび、ビクビク・・・。

術後からナプキンとはずっとお友達状態・・・。

閉経前の生理も1週間位で終わっていたので

こんなに長い間ナプキンをあてるのははじめてで、

かぶれないように気を付けました。

あと、閉経して数年経ちますので、トイレの中の汚物入れは

今までトイレの奥にしまっていたのですが、

数年ぶりに復活しました。どうでもいいことですが・笑

 

で、術後10日目くらいのときちょっと出血が増えてビビりましたが、

生理2日目以上の出血があれば受診してください。

と看護師さんから言われていまして、

生理2日目ほどではなかったので様子を見ました。

数日その状態は続きましたが、それ以上になることはなかったので

よかったです。

あとはこの時期、たまに軽い生理痛のような感じでお腹が痛いときもありました。

 

さて、そうこうしているうちに・・

術後はじめての診察日。

2018年5月8日(火)。

この日は、円錐切除の病理結果を聞く日でした。

前日からもうドキドキそわそわ・・・。

組織診では上皮内癌だったけど、

円錐した結果、それより悪い結果が出たらどうしよう・・・と。

でも先生も切り取った部分をみて、大丈夫だと思うよ、

と、母に言われたしな・・きっと大丈夫だ!

と思いながら行きました。

 

この日も、母と息子と私、3人で行きました。

午後1時半の予約。

いつもゾロゾロ御一行様・・・って感じで、

しかも患者は50代という・・・

付き添ってもらうにはいろんな意味で微妙な年齢で・・・(~_~;)

でも、まぁいっか~

というか、付き添ってくれる人がいるだけ感謝しなきゃいけません。

うん、そうだ、何言ってんだ、私・笑

(組織診の結果を聞きに行くとき同様、息子は午後から仕事の都合をつけてくれました。)

 

さて、呼ばれて診察室へ。

 

先生・・・円錐切除の検査の結果は・・・

ちょっとずれて(組織診の結果とは)、高度異形成~悪くて上皮内癌ですね。

と検査結果の用紙を見せられました。

(ちょっとずれて・・と言われたとき、一瞬血の気が引きました。悪いほうにずれたのか?と(>_<))

 

この瞬間、私も息子も、高度異形成!と今までより更に良い方に結果が出たので顔を見合わせて喜びました。

母は・・といえば、高度異形成の意味がわかっていなかったようですが、

息子と私の笑顔で、いい結果だと判断したようで一緒に喜んでいました・笑

 

ここで息子が先生に言いました。

 

先生、細胞診は予想屋で7~8割は当たる、

逆に言えば2~3割ははずれるってことでしたが、

じゃあ、はずれたんですよね。

 

と。

 

うーん、息子、サンキュー・笑

私もそれ聞きたかったので。

 

そしたら先生。

 

うーん・・はずれたって言うか・・・

深く読みすぎた部分はあったかもしれないね。

ほら、出血してたでしょ?(組織診のとき出血したのをを言われたのかな・・。)

 

ということでした。

 

一番最初にクリニックで受けた子宮頸がんの細胞診ではクラスV(SCC)が出て、それは、ネットでどう検索しても、

「浸潤がんを疑う(微小浸潤がんを含む)」

以外出てこなくて・・・。

クラスVとか信じられない・・。

前回はクラス1~2が、たった2年4ヶ月でV(5)になるなんて信じられない・・・という、感情が停止した日々が続きましたが、最終的に高度異形成なら納得がいく・・というか、

計算が合う・・というか・・・

 

本当はそれにすら当然なってほしくはなかったけど

もうそこは私が1年に1度の検診を怠ったのが悪い、

仕方ありません。

だからもう不幸中の幸いとしか言いようがありません。

 

ただここが大事、と、先生がその用紙にアンダーラインをバシバシ引かれたのが、

切除した部分を12分割して調べた結果、

一部、断端陽性ということ。

円錐切除で子宮頚部を切ったけど、その一部が取り切れていないという可能性を否定出来ない。

ということみたいでした。

 

だから先生が仰るには・・・

 

このまま様子を見るか、(え?その選択肢もあるの?と正直思いました。)

僕としては、断端陽性であること、

そして年齢から考えても、この先、子宮体がんとか、卵巣がんとか

そういったリスクも考えると、子宮全摘を勧めます。

 

とのことでした。

当然だ、と思いました。

私は、そこに迷いはなかったです。

すべてが取りきれているという結果なら、経過観察も選択肢に入れたかもしれません。

しかしそうでない以上、

もうここはこの段階でそうすべきだと思いました。(子宮全摘)

 

そしてどうせまた手術になるだろうから・・と

次の手術の日程もおおまか考えていたので、

先生の空いている日程も含めその日話し合い、

6月21日(木)に決定しました。

 

そして次の診察日は5月29日(火)。

その日は、円錐切除のときに術前検査はしていたのでそれは有効で、

追加が必要な検査をするとのことでした。

 

手術の説明は、手術の前日に入院なので

その日にゆっくり時間をかけてします。

 

とのことでした。

 

その後、内診。

ここんとこちょっと出血が増えているようです。と伝えました。

 

先生・・・まだ傷が生々しもんねぇ・・・。

とのこと。

 

生々しいって・・・ちょっとショックでした(>_<)

それから、止血のための焼く処置をされて、ガーゼをつめて(またかい・・・笑)

明日、またガーゼを抜きに来れますか~?

とのことで翌日また行ったのですが。

 

そしてそのときはそれで診察室を出たのですが、

その後、いろんな思いが頭をよぎりました。

手術の説明って、入院の日までしてくれないの?

手術まで1ヶ月半位あるのに、質問したいこともあるのにな・・

手術への心構えというか、どんとこいっ的な気持ちになってから手術に臨みたいというか・・・

今日はあれ以上質問できなかったから

また近いうちに予約を入れて質問したい、

そう思いました。

 

なので、病理検査結果を聞きに行った翌日か翌々日かだったか忘れましたが、病院に電話して婦人科の受付の方にその気持ちを話し、

5月15日(火)に予約を入れてもらいました。

(翌日ガーゼを抜きに行ったときは、何も聞くなオーラが出ていたので

ガーゼだけ抜いてもらって帰りました。)

 

が・・・。

その予約の日の1日前に病院(看護師さん)から電話あり・・・。

先生のご都合が悪いので明日は無理です。

とのこと。

 

私的には、

え? という感じでした。

雰囲気的には、手術の前日に詳しく説明するって言ってるのに

何を聞きたいというのか?という感じでした。

 

自分の主治医であるN先生の愚痴はあまり言いたくないのですが、

今までも何かにつけ、この先生の態度にはなんだかなぁ・・・と思ってきました。

しかし、態度が気に入らないからって次の先生っていうわけにはいかないのも実情ですし、

実際のところ、私はその先生の総合的な腕というものを信じていましたから、少しくらい冷たい態度をとられても我慢していました。

 

そしてそのドタキャン電話を受けたときは、

はぁ~・・って気持ちもありましたが、

心のどこかでほっとした部分もありました。

それはなぜかと言えば、質問しても冷たい態度とられるんだろうなぁ・・

と、気が重かったんだと思います。

 

じゃあ、もう次の予約の5月29日(火)に質問するしかないな、

つっけんどんな態度や冷たい言葉言われても、

自分が納得いくまで聞くんだ!

患者だから聞く権利はあるんだ!

 

と自分を奮い立たせていました。

 

だけど・・そうやって意気込んで行った5月29日。

結果的には私の質問に対してめんどくさがられて

私は最初に子宮頸がんの疑いと告げられた4月3日以来、

帰宅してはじめて号泣しました。

きっと自分が思ってた以上に頑張っていたんだと思います。

もういいや、この先生には先生が説明するという入院の日まで質問しない。

手術の前日にしっかり聞く。

 

そう思いました。

ただ・・・そのときの気持ちのままでは

もやもやした気持ちが吹っ切れなくて、

結果的には、長年みてもらっていたクリニックのお父さん先生に相談に行きました。

そして吹っ切れました!

前に書いたのですが、久しぶりに行ったそのクリニックは息子さんの代に変わっていて

私はその息子さん先生から頸がんの検査をしてもらったので、お父様のほうには相談しにくかったんです、とても。

だけど自分の体、遠慮してる場合じゃないっとまたここで勇気を出して行きました。

その勇気は意味があるものとなりました。

(うーん・・自分で勇気とか言っていいのかな^^;)

 

その長年のおつきあいのクリニックの先生のことについてはこの過去記事に書いてます、よろしければ・・・(2年4ヶ月ぶりの検診をクリック)

kiko3015.hatenadiary.com

 

この話は次に書きます。

 

・・・・・・

 

今日は仕事が休みで、ちょうど1週間後が入院なので

ちょっと早いけど、入院準備をしました。

もう袋に詰めて、(大きい紙袋2つにしました。)

あとは、今はまだ入れられないものをあとで入れるだけの状態。

 

とりあえず一安心・・・。

 

で・・・その詰めた2つの紙袋を見て、

何だか切ない気持ちになりました。

 

でもきっと大丈夫。

そう信じないと、やってられません。

 

 

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